株式会社太平洋コンサルタント > 機器を用いた分析 機器を用いた分析 中性化塩害化学的劣化ASR強度凍害ポップアウト 粉末X線回折(XRD) 粉末X線回折は、固体に含まれる物質の種類を特定する方法です。未知の固体があり、その正体を知りたい場合などに、有効な方法です。セメント、コンクリートを始め、無機材料の評価に、広く用いられています。 中性化塩害化学的劣化ASR強度凍害ポップアウト 蛍光X線分析(XRF) 試料に含まれる化学成分(元素)を蛍光X線分析装置により迅速簡易に測定します。 中性化塩害化学的劣化ASR強度凍害ポップアウト 示差熱天秤分析(TG-DTA) 示差熱天秤分析とは、試料を加熱した際に起こる質量変化(TG)と発熱や吸熱などの熱的挙動(DTA)を同時に連続的に測定する方法であり、これらを基に、試料に含まれる物質を定量することができます。セメント水和の進行度、炭酸化、試料中の有機物の有無の確認などに活用されています。 > 中性化塩害化学的劣化ASR強度凍害ポップアウト 赤外線分光分析 赤外線分光分析とは、物質を構成する分子による赤外線の吸収現象に基づき、物質の種類を特定する方法です。特に有機系物質の定性分析に広く使われています。コンクリートでは、表面の変色や汚れなどの異物の特定や、材料として使用される有機系物質の有無や種類の確認などに利用されています。 中性化塩害化学的劣化ASR強度凍害ポップアウト 走査型電子顕微鏡(SEM) 観察試料に電子線を照射し、試料を構成する物質から発生する二次電子などを検出し、画像化します。微細な形状を拡大観察するための有力な方法です。倍率は数十倍から数万倍まで自由に設定できます。また、SEMに付属のエネルギー分散型X線分析装置(EDS)を併用することで、対象物の元素分析が可能です。 中性化塩害化学的劣化ASR強度凍害ポップアウト 電子線マイクロアナライザー(EPMA) 鏡面状に研磨された観察試料に電子線を照射します。それにより試料から放出される特性X線を検出、解析することにより、試料に含まれる元素の種類と濃度が求められます。1mm角に満たない微小領域から、面分析により80mm角の広い領域まで、化学組成を求められることが特長です。 中性化塩害化学的劣化ASR強度凍害ポップアウト 偏光顕微鏡 偏光顕微鏡を用いた観察により、アルカリシリカ反応(ASR)以外にもコンクリートの各種劣化現象の発生原因を推定できます。また、セメント系材料、および土壌などに含まれる物質も同定でき、偏光顕微鏡は様々な試験で広く活用できます。アルカリシリカ反応(ASR)についてはこちらのページをご覧ください。 中性化塩害化学的劣化ASR強度凍害ポップアウト 水銀圧入ポロシメーター(MIP) コンクリートの細孔径分布は、強度や耐久性と密接に関係します。細孔径分布は水銀圧入ポロシメーターにより評価することができます。数百μmから3nm程度までの細孔について、大きさごとに存在量を求めます。 炭素・硫黄分析装置(EMIA-Step) 材料中の炭素および硫黄含有量はその特性に大きく影響します。炭素・硫黄分析装置(EMIA-Step)は、多くのJIS規格に準拠している酸素気流中燃焼-赤外線吸収法により、様々な材料中の炭素および硫黄含有量を測定することができます。 中性化塩害化学的劣化ASR強度凍害ポップアウト X線CT X線CTは、試料にX線CTを照射・透過させ、試料の密度や材料によるX線吸収量の差を利用して、試料内部の3次元的な構造を、”非破壊で”得ることができる装置です。