ポップアウト
ポップアウトは、コンクリート表層付近に存在する不安定な物質(CaO、MgO、硫化物、濁沸石、スメクタイト、オパールなど)が、水和あるいは吸水により膨張し、コンクリート表面に浮き・剥離を生じる現象です。岩石学的手法(実体・偏光顕微鏡観察、電子顕微鏡観察・EDS分析)ではポップアウト原因物質の同定、およびひび割れ発生状況の組織観察が行えます。粉末X線回折では原因物質の推定を行うことができます。
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実体・偏光顕微鏡観察
粉末X線回折
電子顕微鏡観察像とEDS分析
非常に微細な領域においては、電子顕微鏡観察およびEDS分析により原因物質を同定します。ペリクレース(E1:MgO)の周囲にブルーサイト(E2:Mg(OH)2)が生成しています。
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