温度応力解析
コンクリートの打設の前に、構造形状や使用材料等からひび割れ指数を算出し、コンクリート構造物のひび割れ評価・ひび割れ対策検討を行います。
温度応力解析の必要性
構造物の設計体系が性能照査型へ移行し、これにより設計段階でコンクリートのひび割れ性能を照査することが求められています。また、入札でもプロポーザル方式が浸透してきており、3次元FEMによる温度応力解析が、技術点を高める重要なポイントとなっています。
マスコンクリートと定義されている、部材厚さ80cm以上のスラブや上下端が拘束された50cm以上の壁部材等について、温度応力解析を用いたひび割れの事前検討がよく行われます。
解析フロー
対象となる構造物
● ダム
● 擁壁
● ボックスカルバート
● 水利施設
● 高強度コンクリート
対策例
● 配合(セメント種類)の変更
● 施工方法(リフト高さ、クーリング)
● 設計(ひび割れ誘発目地間隔、鉄筋比)
● 打設時期,時間帯