コンクリートの変形性状・体積変化
項目 | 内容 | 試験法 |
---|---|---|
静弾性係数 | 静的過重時の応力とひずみの関係 横ひずみ測定によりポアソン比算出可能 |
コンプレッソメータ法、ひずみゲージ法 |
動弾性係数 | 動的な応力とひずみの関係 静弾性係数よりやや大きい |
たわみ振動や縦振動等による一次共鳴振動数から算出 |
クリープ試験 | 一定荷重時のコンクリートのひずみ | JIS A 1157 |
乾燥収縮 | 水の逸散により生じる硬化コンクリートの収縮量 | コンタクトゲージ法、コンパレータ法、ダイヤルゲージ法 |
自己収縮・ 硬化収縮 |
セメント水和時の体積変化に伴うコンクリートの収縮 | JCI-SAS2、3 埋め込みゲージ法 |
拘束膨張試験 | 拘束状態における膨張量を測定 | JIS A 6202 付属書2 膨張コンクリートの拘束膨張及び収縮試験 |
乾燥収縮供試体保管状況
JCI「収縮問題検討委員会」では、年1回程度の乾燥収縮の測定が推奨されています。弊社ではコンクリートの乾燥収縮試験(JIS A6204 および JIS A 1129-2)の、ISO/IEC17025の登録事業者となっており、JIS Q 17025 JNLA標章付き試験報告書を発行することができます。
自己収縮の測定状況(埋込ひずみ計の例)
自己収縮測定には、端部に測定端を埋め込み変位を測定する方法と、埋込ひずみ計を用いる方法があります。
クリープ試験状況
持続荷重を受け続けると、時間の経過とともにクリープひずみを測定します。φ100×200mm用(200kNタイプ15セット)とφ150×300mm用(500kNタイプ6セット)があります。
拘束膨張試験装置
拘束棒と拘束端板を一体とした拘束器具にコンクリートを打設して、拘束状態における膨張や収縮量を測定します。膨張のみを対象とするA法と膨張と収縮を対象とするB法があります。