コンクリート表層部の透気性能は、酸素や二酸化炭素のみならず水分(水蒸気)の浸透性と関係が深く、中性化や鉄筋腐食等のコンクリート構造物の耐久性に大きく影響します。透気性試験装置を用いた透気量測定により、コンクリート表層部の品質を判断する健全度評価が注目を集めています。
測定対象とする箇所の表面にチャンバーセルを吸着させ、真空状態から圧力上昇値(時間)を測定することにより、かぶりコンクリートの品質を診断します。
透気係数(トレント法)と酸素透過係数(RILEM-Cembureau法)の関係
(新コンクリートの非破壊試験:日本非破壊検査協会より)